2024年10月29日
山形県産の果実飲料などを生産する山形食品株式会社(山形県)にレドックスマスターのインストールが完了し、運転開始の式典が開催され、多くの関係者が参加しました。
同社では1年間に林檎などの果汁の残渣が約1100トン、お茶やコーヒーの残渣が約1200トン排出されます。これまで、これらの搾汁滓はコストを廃棄されるだけで有効活用されておりませんでした。りんごなどの搾汁の絞りかすをレドックスマスターで栄養を壊さず、低燃費、低二酸化炭素排出で効率よく含水率10%することで、いままで廃棄されていた搾汁滓が配合飼料として活用することができます廃棄物の有効活用、地域の循環型農業への貢献が期待されます。
日本は飼料の大部分を輸入に頼っているため、畜産、酪農業において大きなコストの要因占める輸入飼料価格の高騰が産業を圧迫しております。そのため、レドックスマスターの導入は日本国の「飼料自給率向上緊急対策事業補助金」を得て、政府のサポートのもと、導入されました。
本年度は果実の残渣450トン分を処理する計画です。山形食品は今夏、地元発電会社と連携し、残渣を発電に利用する取組も開始しており、様々な面で廃棄物の有効活用が期待できます。
式典に全農(全国農業協同組合連合会)会長 折原敬一様を始めとるする多くの日本の農業関係者のトップが出席しました。式典ではまず最初に神事が執り行われました。日本では、工事が無事に完成したこと、これからの運転の無事を願って、神道の司祭が式を取り行るのが通例となっています。式では、折原様が「飼料価格が高騰している。乾燥処理した果実残渣を地元畜産農家に供給し、地域循環型農業にも貢献できる」と期待を述べました。
山形テレビ様にて式典の模様が放映されました。こちらからご覧ください。
グレンカル・テクノロジーは、私たちのプラズマ技術を活用したRedoxMasterシステムで、日本並びに世界の食料自給率の向上とエネルギー使用量と二酸化炭素排出量の削減に貢献します。