グレンカル・テクノロジーは、驚異的な低コスト、低温、短時間で酸化、炭化をさせずに物質を乾燥させるレドックスマスター・テクノロジーを開発しました。この先進的な乾燥技術を様々な分野に応用することで、環境の保全と経済の成長が両立する持続可能な社会への貢献をします。

グレンカル・テクノロジー株式会社は、グレンカル株式会社を母体として環境事業に特化した新会社として2013年に設立されました。グレンカル株式会社は2002年に設立以来、主に医療、環境等の分野で、多くの投資、M&Aアドバイザリー、コンサルティング業務を行ってきました。近年は、特に日本発の環境技術を国内外で事業化するための投資や、販路拡大等の経営サポート業務が増加してきました。これらの業務を通じて、日本国内には優れた環境技術が多数存在しながら、さまざまな理由で事業化されていない例に多く遭遇しました。そこで、単に投資やコンサルティングだけでなく、自社で技術の開発、製品化を行うほうが、迅速に事業化できると考え、2013年12月、環境事業に特化したグレンカル・テクノロジー株式会社を設立し、物質の炭化・酸化を防ぎながら低コストで迅速に乾燥するレドックスマスター・テクノロジーの開発、製品化、事業化を行っております。

グレンカル・テクノロジー株式会社の強みは、この画期的なレドックスマスター技術を保有することですが、それに加えて、母体であるグレンカル株式会社が創業以来、投資、コンサルティング業務を通して得た事業化ノウハウと国内外の幅広いハイエンドなネットワークを持つことです。このユニークな強みを武器として、画期的なレドックスマスター乾燥技術を様々な分野に応用し、世界の環境改善に貢献することが私の願いです。

グレンカル・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 中石 雅仁

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ビジネスモデル

グレンカル・テクノロジー社はレドックスマスターを一部の公的機関等を除き、原則として販売いたしません。 食品工場、飲料工場等、乾燥処理が製造過程で必要なお客様とご相談の上、レドックスマスターを利用した共同事業内容やレンタル、リース等の諸条件を合意後、目的によりカスタマイズしたレドックスマスターの機械装置を製造し、多くの場合、お客様の工場内に設置させていただきます。

レドックスマスターを使用して、弊社とお客様および関係各社様との共同事業として処理対象物を乾燥し、乾燥処理した素材をバイオプラスチック、飼料、肥料、燃料ペレット、サプリなどの原料として販売することで収益を得るビジネスモデルです。 以下に代表的なケーススタディーをご紹介いたしますが、その他、乾燥が必要な事業であれば、応用の可能性は無限に広がっています。


JAアオレン様

JAアオレン様は全国有数のりんごジュース生産量を誇ります。JAアオレン様工場内に設置したレドックスマスターでりんごジュース滓を乾燥させ、乾燥処理した残渣を高機能家畜飼料、バイオプラスチック原料に加工しています。レドックスマスターは100℃以下の低温で乾燥処理ができるため、従来技術に比べ、乾燥処理コストが圧倒的に小さいのですが、アオレン様工場内の既存のボイラーの熱源を利用することによって、さらに乾燥処理コストが削減できます。レドックスマスターで低温乾燥処理されたリンゴジュース滓の残渣はポリフェノール成分が破壊されずに残っています。また、含水量が15%以下まで下がっているので、この残渣は長期保存が可能です。重量も軽くなっているので、輸送も容易です。レドックスマスターで処理した残渣を家畜の飼料にサプリメントとして配合することで、飼料の嗜好性が向上し、家畜の肉質も向上します。JAアオレン様とグレンカル・テクノロジー社が飼料原料を飼料会社に販売することで、収益を得ます。

愛知県補助金
コーヒー滓乾燥事業

愛知県の補助金事業として、愛知県内の大手飲料会社様の飲料製造工場から出るコーヒー豆の搾り滓をレドックスマスターで乾燥させ、家畜向けの高機能飼料やバイオプラスチックの原料を生産します。世界中でプラスチックごみの問題が深刻化しており、石油由来のプラスチック使用量の削減目標が厳格化されるようになっております。そのため、政府はバイオプラスチックの生産量を増加させるよう政策目標を設定していますが、バイオプラスチックの原料となるバイオマス(生物由来の有機性資源)を乾燥させるために、多大なエネルギーを消費し、バイオプラスチック製造は経済的にも環境負荷的にも合理的でない状況が続いておりました。しかし、レドックスマスターをバイオマスの乾燥処理のために導入することで、バイオマスの乾燥処理コスト、処理時間が大きく改善します。しかも、遠心分離処理、高熱処理をした処理物が炭化、酸化して、団子状になったり、大きさが不ぞろいなるのに対して、レドックスマスターで処理されたバイオマスは均質な粒状になり、バイオプラスチックの原料として非常に加工がしやすいという大きな利点があります。 愛知県補助金コーヒー滓乾燥事業では、家畜向け高機能飼料原料製造と並行して、コーヒー豆搾りかすを乾燥させて作ったバイオプラスチック原料を化学メーカー様やバイオプラスチック製造メーカー様に販売することで、共同事業者様とグレンカル・テクノロジー社は収益を得ます。

レドックスマスターを使用した代表的実証実験例として"りんご搾りかす"、"オレンジ搾りかす"、"ニンジン搾りかす"、"キャベツ残渣"、"玉ねぎ残渣"、"カレーのルー等"、"生魚の残渣"、"焼酎製造時に排出される搾りかす"、"日本酒製造時に排出される搾りかす"、"各種畜糞(尿)・コーヒー豆の搾りかす"、"緑茶の搾りかす"、"下水汚泥"、"牛肉、鶏肉、豚肉などの動物肉"、"剪定枝、草木類があります。


近年、廃プラスチックの有効利用率の低さ、海洋プラスチック等による環境汚染が世界的課題となっています。イギリスのコリンズ英語辞典は1年を象徴する言葉「ワード・オブ・ザ・イヤー」を毎年発表しており、2018年の言葉として、1度しか使われない使い捨て製品を表す「シングル・ユース」を選びました。プラスチック製ストローなど一度しか使われないプラスチック製品、single use plasticが海洋ゴミとなって生態系への悪影響が指摘されるなど、世界的な問題となっていることの一つの現れといえましょう。この流れを受けて、スターバックス、ケンタッキーなど大手外食産業、ヒルトン、マリオットなどの世界的ホテルチェーンが使い捨てプラスチック製品の使用廃止を表明しています。

2018年のUNEPの報告書「Single Use Plastic」によれば、容器包装セクターのプラスチック生産量が最も多く、全体の36%を占めています。各国の一人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量を比較すると、日本の人口一人当たりのプラスチック容器包装の廃棄量は米国についで世界第2位となっており、ことプラスチックに関しては、我が国は3Rを率先しているという環境先進国というイメージとはかけ離れた実情となっております。従来、国内で処理しきれなかった廃プラスチックは、中国などが「資源」として受け入れておりましたが、2017年末に、中国が汚れたプラスチックの受け入れは環境汚染に繋がるとして、輸入禁止を決定しました。その他の廃プラスチック輸出先となっていた東南アジア諸国もこの流れに追随しています。この結果、先進国で廃プラスチックが滞留しており、これらの行先を失った廃プラスチックを自国内でどのように処理するかが喫緊の問題となっています。廃プラスチックをリサイクル活用するというのも一つの方策ですが、プラスチックのリサイクルには、少なからぬコストがかかります。3Rの大原則として、Reduce(減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再資源化する)の順に環境負荷が高くなりますので、まずは、使用量を減らすことが最も効率的です。この観点から、石油由来のプラスチック使用料を減らすための解決策として、バイオ(マス)プラスチックが脚光を浴びています 。

バイオプラスチックとは再生可能な有機資源を原料にして作られるプラスチックで、トウモロコシやサトウキビが一般的ですが、コーヒー豆滓や草木の剪定ごみなど、あらゆる有機資源が原料になりえる可能性があります。バイオプラスチックの2013年度の国内生産量は7万トンでしたが、政府が2016年に閣議決定した「地球温暖化対策計画」および「第4次循環型社会形成推進基本計画」では2030年度までに国内出荷量を197万トンまで増加させ、バイオプラスチックを普及させ、プラスチックの国内使用量を削減させる目標を明確にしました。

バイオプラスチック普及にはいくつか課題があります。①製造コストが高い②製造のために石油燃料が使われる③耐熱性と強度に課題があるなどです。①と②は密接に関係していますが、バイオプラスチックの材料となる植物などの有機物を乾燥させるために、高熱を加える必要があります。そのため、大量の石油燃料の使用により製造コストが高くなり、環境負荷も高くなってしまいます。しかし、レドックスマスターで乾燥処理させれば、これらの問題は解決できます。レドックスマスターは低温で有機物の乾燥を迅速に促進しますので、バイオプラスチックの製造コストを大幅に削減することが可能になるのです。低温で乾燥するので、有機物を炭化、酸化させず、③の強度の問題も改善できます。

レドックスマスターによるバイオプラスチック製造の課題解決が世界のプラスチック問題解決の一助になることを願っております。



役員紹介


代表取締役社長
中石雅仁(なかいしまさひと)
山口県出身
上智大学法学部国際関係法学科卒業。HSBC(香港上海)銀行で金利デリバティブのトレーダーとしてトレーディングに携わる。その後プライベート・バンキングでの経験を経て、自己資金投資・IPOサポート・M&Aアレンジメント等を主な事業とするグレンカル株式会社を2002年に設立。国内外で環境・ヘルスケア・自動車関連分野を中心に活動する。オーストラリア で、現地パートナーと環境関連会社を設立し、BRW誌で「2013年に最も成長したスタート アップ企業2位」に選出されるなど、近年は特に環境分野に注力した事業展開を行い、2013年にグレンカル・テクノロジー株式会社を設立。技術開発、経営全般を担当。

取締役
前野ますみ(まえのますみ)
横浜市出身
中小企業診断士。東京外国語大学中国語学科卒業。London School of Economics and Political Science で修士号取得。日本長期信用銀行(現新生銀行)、フランス ・インドスエズ銀行(現クレディ・アグリコルCIB銀行)、HSBC(香港上海)銀行で、為替・金利のトレーダーとして働く。2002年にグレンカル株式会社を北里伸郎、中石雅仁と設立、国際M&Aのアドバイザリー業務などをメインとしながら、国内外の環境事業のコンサルティングを 行う。2013年に中石とグレンカル・テクノロジー株式会社を設立し、取締役就任。経営企画、国内外市場調査・分析、広報、マーケティング、貿易業務、財務戦略担当。

取締役
伊藤誠英(いとうまさひで)
愛知県出身
名古屋大学経済学部卒。現VTホールディングス株式会社 専務取締役 経営 戦略本部長。 大学卒業後、ホンダカーズ東海に参画し、1998年に名古屋証券取引所に上場、その後 M& A、子会社上場等の推進役として事業の拡大に尽力し、2015年には東証1部に指定替え を果たし、現在は事業領域をヨーロッパ、オセアニア等にも拡大している。グレンカル・ テクノロジー株式会社設立時より現職。

製品仕様

実用新案登録第3193750号・特願2016-080842//2017-141356/2017-141357/2017-141358/2017-141359/2018-012755・国際出願PCT/JP2018/027313 商標登録商願2016-140364/2016-140365

RM16000A 型

汎用大型機
リース&レンタル専用機

  • 【 型式・対応処理物 】
    RM16000A 型 (野菜・果物・炭水化物・たんぱく質・mix生ごみ・各種汚泥残渣対応 パドル式)
  • 【 標準処理能力 】
    2000kg~7000kg/日<推奨>
  • 【 電源 】
    3相 200V・50/60Hz
  • 【 消費電力 】
    15kw/時(定格)
    約8kw~12kw/時(実測)
  • 【 減質量率 】
    約60~約99%
  • 【 機器サイズ・乾燥重量 】
    幅6058×奥行2438×高さ2591・槽容量16000ℓ・乾燥重量約7トン
  • 【 ランニングコスト(1日5トン処理) 】
    電気代:1日5トン処理の場合で概ね1日2000円~4000円(地域等による)保温コスト:廃熱利用を推奨。
    ボイラー利用の場合、1日2000円~1万円程度
  • 【 使用可能温度範囲・設置場所 】
    -10度~50度 (室温)/ 30℃~80℃(品温) / 屋内設置推奨/排気ダクトに接続 / 自動投入&排出可(オプション)
  • 【 臭気 】
    処理物の成分臭(脱臭能力有)
  • 【 ユーザーメンテナンス 】
    1日~半年毎に処理済み資源取り出し(残留量最大 10000Kg)フィルター掃除(毎日~週一度程度)
    ・1年毎の機械メンテナンス

【 製品写真 】